この機能グループでは、本書の目的、編成および規則について説明します。
この手引きでは、 AFS(R) システム管理者が知っておく必要がある概念と手順について説明します。 UNIX(R) 管理に関する知識を前提としていますが、 AFS については知らなくても構いません。
本書では、特定のタスクのコンテキストで、AFS コマンドを説明します。したがって、すべてのコマンドについて詳細に説明しているわけではありません。コマンドの詳しい説明については、AFS Administration Reference を参照してください。
本書は、AFS 管理用タスクを以下の機能グループに分けています。
各機能グループの個々の章には、以下が含まれます。
特定の管理用タスクを実行する必要があるときには、以下のステップに従います。
AFS 資料には、以下の資料も含まれています。
AFS Administration Reference
解説書では、各 AFS コマンドの構文と結果について詳しく説明します。この解説書の対象ユーザーは、熟練した管理者、プログラマー、またはユーザーです。
AFS Administration Reference は、AFS ファイルとコマンドをアルファベット順にリストしています。各コマンドの解説ページでは、受け入れ可能な別名と省略形を含む、各コマンドの構文を指定しています。次に、コマンドの機能、引き数、および出力 (ある場合) について説明しています。例および関連コマンドのリストが表示され、警告のある場合にはこれが表示されます。
この解説書は、AFS 管理の手引き を補足するもので、手順情報は含んではいませんが、コマンドについては AFS 管理の手引き よりも詳細に説明しています。
AFS インストールの手引き
この手引きでは、AFS サーバーおよびクライアント・マシンのインストールについて説明します。インストールは、 UNIX (R) システム管理経験者が行うことを前提としています。
予測可能なパフォーマンスを得るためには、この手引きの指示に従ってマシンのインストールと構成を行う必要があります。
AFS Release Notes
本書には、新規機能およびコマンドのリスト、要件および制限事項のリスト、およびサーバーとクライアント・マシンのアップグレードに関する説明など、 AFS の各リリースに固有の情報が提供されています。
AFS 使用者の手引き
この手引きには、AFS を効果的に使用するために必要な基本概念と手順が示されています。この手引きでは、ユーザーが UNIX を多少経験していることを想定していますが、ネットワーキングまたは AFS に精通している必要はありません。
手引きでは、パスワードの認証、変更、AFS データの保護、グループの作成、およびトラブルシューティングを含む基本機能を実行する方法が説明してあります。この手引きでは、それぞれの機能ごとに実例となる例を示し、UNIX ファイル・システムと AFS との相違のいくつかを説明します。
本書では、書体に関して以下の規則を採用しています。
さらに、以下の記号は、解説書と AFS オンライン・ヘルプ両方のコマンド構文定義に表示されます。コマンドを発行するときには、これらの記号を入力しないでください。
コマンドの文字列コンポーネント、受け入れ可能な省略形と別名、およびコマンドのオンライン・ヘルプの表示方法をはじめとする、AFS コマンドの追加情報については、付録 B, AFS コマンドの使用 を参照してください。